映画同好会のblog

気ままにみた映画の紹介をします。

ラストシーン!松坂桃李の呟き「新聞記者」

「新聞記者」(2019年)

第43回 日本アカデミー賞 最優秀作品賞🥇

TAMA映画賞 作品賞

 

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深夜2時過ぎ、誰もいない東都新聞社会部に羊のイラスト共にFAXが届く。

同じ頃、この新聞社に勤める記者の吉岡は自宅で記事の整理作業をしていた。

 

 

メディアとは何なのか、必要なのか、ジャーナリズムとはと言ったことが日本のメディアの問題点がネットの政治番組で討論されていた。

 

 

そんな中、内閣情報調査室・通称「内調」には外務省から出向してきたエリート官僚の杉原がパソコンの前で何かを待っている。そこへ、数枚の写真が届きました。それは元文科省の大学教育局長が女性と一緒に居る写真だった。

 

 

翌日、5社の新聞紙が同じ段組みで、スキャンダル記事を掲載する。それは元大学教育局長の白岩の記事だった。内調からのリークにより、新聞が政府の情報操作に荷担したのだ。

 

 

官邸御用達のライターがレイプ事件を起こしたが、逮捕が見送られるという事実が発覚する。官邸からの圧力がかかり、事件の揉み消しを行ったのです。

 

 

劇中の出来事は現実に安倍政権の周辺で起こった疑惑が話のネタ元となっている。内調が扱っている事件のリアルさがこの映画を身近に感じさせる。現実にある話なんだろうなと視聴者に想起させる。

 

 

注目すべきは結末である。

鑑賞者に想像に委ねている。

松坂桃李の唇の動き、つぶやきは何なのか。

これは二度見した。

その後、シムウンギョンの表情で何が起こったのかを考えさせられる。

 

 

組織の中で汚れ役は必ずある。クリーンな組織などないようにも思える。

 

家族、尊敬する上司、自分自身の中の信念、さまざま要因を考えながら松坂桃李演じる杉原が決断し、世の中に翻弄されていく様はとてもリアルだった。

 

 

藤井道人監督の作品をさらに追ってみていきたい。

 

追記

本日、東京のコロナウィルス感染者は1000人を超えた。東京ドームでの野球やJリーグ、コンサートやライブは有観客で行い、オリんピックは無観客。大いなる矛盾だ。毎日の満員電車!なんなんじゃそりゃ!人生で一度来るか来ないかなオリンピック開催国という機会。政治に潰された感は否めない。